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【価格改定のご連絡】原材料費の高騰に伴い、いくつかの商品が2026/7/1(日本時間の7/2)に値上がりいたします。ご検討中の方はぜひお早めにご注文くださいませ。くわな鋳物https://www.shokunin.com/jp/kuwana...
15/06/2026

【価格改定のご連絡】

原材料費の高騰に伴い、いくつかの商品が2026/7/1(日本時間の7/2)に値上がりいたします。ご検討中の方はぜひお早めにご注文くださいませ。

くわな鋳物
https://www.shokunin.com/jp/kuwana/kayariki.html
わらむ
https://www.shokunin.com/jp/waramu/potmat.html
モメンタムファクトリー・Orii
https://www.shokunin.com/jp/orii/tray.html
エムピウ
https://www.shokunin.com/jp/mpiu/ferma_mati.html

【職人.comの選定基準について】2004年に職人.comを雨漏りする木造アパートで創業してから、20年以上の月日が経ちました。変化の激しいこの時代に、たったひとつの事業だけで成り立っていることが不思議でもあります。さて、たまにお客さまや取...
15/06/2026

【職人.comの選定基準について】

2004年に職人.comを雨漏りする木造アパートで創業してから、20年以上の月日が経ちました。変化の激しいこの時代に、たったひとつの事業だけで成り立っていることが不思議でもあります。

さて、たまにお客さまや取引先、メディアの方から尋ねられる、「どうやって商品を選んでいるのか」について、このたびお答えしたいと思います。

続きはこちらからご覧くださいませ。
https://www.shokunin.org/archives/41978359.html

※職人.com通信は、日本製工芸品オンラインストアの職人.comが、事業以外のことについて不定期に発信するメディアです。

木屋の鬼おろしが新しくなりました。歯の本数が微調整されています。価格に変更はございません。ぜひご検討くださいませ。木屋 鬼おろしhttps://www.shokunin.com/jp/kiya/onioroshi.html
14/06/2026

木屋の鬼おろしが新しくなりました。歯の本数が微調整されています。

価格に変更はございません。ぜひご検討くださいませ。

木屋 鬼おろし
https://www.shokunin.com/jp/kiya/onioroshi.html

【ナッコプセ】まだ5月だということが信じられないほど、先月は暑い日が続きました。これから梅雨に入り、あのうだるような暑い夏がやってくるのかと考えるだけでもくらくらしそうですが、そんな今の時期だからこそ夏に向けた体づくりをしていきたいところで...
13/06/2026

【ナッコプセ】

まだ5月だということが信じられないほど、先月は暑い日が続きました。これから梅雨に入り、あのうだるような暑い夏がやってくるのかと考えるだけでもくらくらしそうですが、そんな今の時期だからこそ夏に向けた体づくりをしていきたいところです。

東洋医学では、梅雨時期になると湿気の邪気「湿邪」により、体内に不要な水分が溜まることで、手足のだるさ、食欲の低下、冷えなどの不調を引き起こすと考えられています。対策として積極的に取り入れたいのが生姜、ねぎ、にんにく、ニラ、唐辛子などの胃腸の働きを活発にする食材で、これらがふんだんに使われているのが韓国料理です。韓国料理に使われる唐辛子に含まれるカプサイシンという辛み成分には、口や食道、胃の粘膜を刺激し、食欲を増進させ、新陳代謝を高める効果があるといわれています。今回はそんな梅雨の時期にぜひ食べたい韓国料理「ナッコプセ」をご紹介したいと思います。

「ナッコプセ」とは、韓国南部・釜山発祥の鍋料理のことです。ナクチ(テナガダコ)、コプチャン(ホルモン)、セウ(エビ)を甘辛く煮込む料理で、それぞれの具材の頭文字が名前の由来です。釜山には専門店もあるほどの名物料理で、釜山出身の知人に「釜山のおすすめは?」と聞くと、「ナッコプセ」という答えが返ってくることも。海鮮とジューシーなホルモン、それぞれの旨味を同時に堪能でき、ご飯もお酒も進む料理です。お店で注文すると具材の入った鍋が運ばれてきて、卓上のコンロで煮込まれます。目の前でぐつぐつと調理されるので、漂ういい香りに期待が高まります。完成したら、白ご飯の上に汁ごとたっぷりと具材を取り分けます。付け合わせのおかずや韓国のりをお好みでトッピングしたら、あとはビビンバの要領で混ぜながら食べます。海鮮の旨味が溶け込んだスープにプリプリとした食感のホルモンがよく合い、額に汗をかきながら思わず無言で食べ進めてしまいます。シメには、残った濃密なスープにうどんやインスタント麺を投入し、最後まで余すことなく楽しめます。

近年、ナッコプセを提供する韓国料理店が増えたり、本場釜山の有名チェーン店が日本にも進出したりと、じわじわと日本でも人気が広がっているようです。専門店で食べる味はもちろんおいしいのですが、ご自宅で作れば好みの辛さに調整し、冷蔵庫で余っている食材を使うこともできるので、アレンジ次第で楽しみの幅がぐっと広がります。

基本の味付けは、だし汁に、にんにくや唐辛子、コチュジャン、醤油、砂糖といった調味料ですが、市販のキムチチゲの素などを使えば味付けに迷うこともありません。また、海鮮をシーフードミックスで代用したり、ホルモンの代わりに豚バラ肉を入れたりと手軽に揃う食材で作ることも可能です。実際にホルモンではなく、サムギョプサルを入れた「ナッサムセ」というメニューもあります。調理には、すき焼き鍋や寄せ鍋のように、底が広く浅い形状のものが具材の取り分けにも便利でおすすめです。汁ごと白ご飯の上に取り分けたいので、鍋料理におなじみのとんすいよりも、鉢のようなある程度の深さがあるほうが安心です。また、具材とご飯をしっかりと混ぜ、スープ・具材・ご飯を同時に口に運びたいという理想は、ヨシタ手工業デザイン室のレンゲスプーンが叶えてくれそうです。

本格的な暑さがやってくる前に、しっかりと汗をかくことのできる体づくりを目指し、日本の夏を元気に乗り切るための準備をしていきましょう。

木屋 すき焼き鍋
https://www.shokunin.com/jp/kiya/sukiyaki.html
中村銅器製作所 寄せ鍋
https://www.shokunin.com/jp/nakamuradouki/yosenabe.html
青龍窯 鉢
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/hachi.html
一陽窯 麺鉢
https://www.shokunin.com/jp/ichiyou/menbachi.html
ヨシタ手工業デザイン室 レンゲスプーン
https://www.shokunin.com/jp/yosh*ta/cutlery.html
一菱金属 すくいやすく注ぎやすいレードル
https://www.shokunin.com/jp/ichibishi/

参考資料
https://www.543life.com/content/shun/post20220602.html
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/capsaicin/
https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/contents/contentsView.do?vcontsId=178464

【芥川賞と直木賞】世界的に有名な文学賞はいくつもありますが、日本で有名な賞といえば、やはりニュースなどでも話題になる「芥川賞」と「直木賞」ではないでしょうか。その候補作が発表されれば本屋に赴き、気になった作品を読んでいます。今回はどの作品が...
13/06/2026

【芥川賞と直木賞】

世界的に有名な文学賞はいくつもありますが、日本で有名な賞といえば、やはりニュースなどでも話題になる「芥川賞」と「直木賞」ではないでしょうか。

その候補作が発表されれば本屋に赴き、気になった作品を読んでいます。今回はどの作品が受賞するだろうかと予想するのも、毎回の楽しみのひとつです。

芥川賞は新人作家による純文学の短編・中編作品、直木賞はおもに中堅作家による大衆小説の単行本(短編集を含む)が対象となる文学賞です。しかし、芥川賞の候補になった作家がのちに直木賞を受賞することもあるように、その境界はやや曖昧です。個人的には、芥川賞は芸術性や文学性が評価されるような作品で、直木賞は分かりやすくエンタメ的な要素のある作品が多いかな、という印象を持っています。芥川賞作品は「癖が強い」と感じる作品もあって、それがまた良いと思いますし、直木賞作品はそのエンタメ性に好奇心を満たされるため、私はどちらも楽しく読んでいます。

さて、この芥川賞・直木賞、どのように選ばれるかはご存じでしょうか。

両賞候補作は公募によって集められるのではなく、雑誌や単行本として発表された作品の中から上半期・下半期の年2回、予備選考を経て選ばれます。その後、本選考を通じて候補作の中から受賞作が決定されます。本選考は現役作家らで構成される選考委員によって行われますが、この選考会の司会は『文藝春秋』および『オール讀物』の編集長が務めるのが慣習だそう。受賞作家は正賞として懐中時計、副賞に賞金が贈呈されます。そしてそれぞれ『文藝春秋』(芥川賞)、『オール讀物』(直木賞)に選評とともに掲載され、多くの人々の目に触れることになります。

この両賞の受賞は、今では作家として広く知られるための大きな登竜門の役割を果たしています。芥川賞・直木賞を創設したのは『文藝春秋』の創刊者であり、自身も作家であった菊池寛です。菊池寛が『文藝春秋』を創刊して以来、芥川龍之介は巻頭作品を、直木三十五は文壇ゴシップなどのコラム記事を執筆し、共に雑誌を支える存在でした。芥川と直木の死を悼んで、ふたりの友人でもあった菊池寛が1935年に芥川龍之介賞・直木三十五賞として創設したのが芥川賞・直木賞の始まりなのでした。

菊池寛は自身による作品だけではなく、『文藝春秋』の創刊、のちに文藝春秋社の社長として経営を担ったり、文学賞の創設に力を注いだりと、さまざまな面から文学の発展に寄与した立役者だったそう。私はこうしたエピソードを、門井慶喜さんによる小説『文豪、社長になる』で脚色やフィクションを交えながらですが、興味深く読みました。

芥川賞・直木賞の創設当初は菊池寛自身も賞の選考に関わっていましたが、のちに「この賞が永く続くように」との思いから、財団法人日本文学振興会へと運営を移しています。両賞は、無名もしくは新進作家を世に出すことを目的としていました。現在では、その目的を果たすように候補作の段階から大きな話題になりますが、創設当初は今ほど社会的反響は大きくはなかったようです。

注目を集めるようになった大きなきっかけのひとつは、1955年第34回芥川賞の受賞者である石原慎太郎の存在です。彼が大学在学中に当時最年少の23歳で芥川賞を受賞し、その受賞作『太陽の季節』が大ヒットしたことで、一気に賞への注目度が高まりました。その後も回を重ねるうちに、さまざまな話題で世間の関心を集めるようになっていきました。ミュージシャンやお笑い芸人など文学以外の分野で活動していた人物が受賞したり、最年少の受賞の記録が塗り替えられたり、と話題になった回がありました。今ではその時期になると書店で大々的に特集が組まれ、候補作が並びます。受賞作は既刊のものは一時品切れになったりすることもあるようで、私も受賞作を読みたい!と発表日に本屋に行ったら売り切れだったり、在庫がラスト1冊だったこともありました。

書店員によって選ばれる「本屋大賞」なども近年注目を集めている賞の一つで、この賞も大々的に特集が組まれ、ノミネートされたり受賞した作家は、一気に知名度がはね上がるようです。ただやはり、このような文学賞の盛り上がりの基盤には芥川賞・直木賞が寄与しているのは間違いなく、その創設に関わった菊池寛の功績と言えるのではないでしょうか。

銀座ショールームのある奥野ビルは、かつて菊池寛も住居・仕事場としていた「銀座アパートメント」という高級アパートでした。また、小樽ショールームが入居する協和浜ビル(旧・三井船舶ビル)では、石原慎太郎の父が山下汽船の支店長として働いていました。お近くにお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。どちらも昭和初期の面影を残す貴重な建物です。

銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
『文豪、社長になる』 門井 慶喜 (著)
https://amzn.to/4uEFxSJ

参考資料
https://recruit.bunshun.co.jp/about/award/
https://ja.wikipedia.org/wiki/菊池寛

【渉成園】京都駅近のオアシス、「渉成園(しょうせいえん)」。東本願寺の飛地境内地であり、文人趣味にあふれる仏寺庭園と京都タワーの組み合わせは、ほかにない景色です。1653年(承応2年)、東本願寺の十三代宣如上人が退隠した際に、隠居所として整...
13/06/2026

【渉成園】

京都駅近のオアシス、「渉成園(しょうせいえん)」。東本願寺の飛地境内地であり、文人趣味にあふれる仏寺庭園と京都タワーの組み合わせは、ほかにない景色です。

1653年(承応2年)、東本願寺の十三代宣如上人が退隠した際に、隠居所として整備し始めたのが渉成園の始まりです。十四代琢如上人以後、詩歌・茶の湯・能狂言などに親しむ場としても整備され、長らく歴代門首の隠居所、そして東本願寺のお客様をお迎えする迎賓施設の役割を担い、1936年(昭和11年)には国の名勝に指定されました。

庭園は「池泉回遊式庭園」で、洛北詩仙堂を開いた石川丈山の作庭と伝えられています。渉成園の造りの特徴としては、ご本尊を安置する「園林堂」とその前に建つ「傍花閣(ぼうかかく)」を結ぶ中軸線を基準に作庭されていることが挙げられます。真宗の教えに基づき、ご本尊を中心とした真宗門徒の生活規範がこのような仏寺庭園にも反映されていると言えます。

東本願寺歴代は、千利休と教如上人との親交にはじまって茶の湯との関わりも深く、松尾流や裏千家の茶道を嗜んでいたことから、園内には茶室もいくつか残っています。また、文人趣味の煎茶も取り入れて、酒店・飯店・茶店の三店の園遊も行えるように茶席が配置されていることも大きな特徴のひとつです。

散策にもちょうどいいコンパクトなサイズ感で、街なかでありながら開けた空と京都ならではの風景に出会えるのも魅力。京都旅の始まりや終わりに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

渉成園(枳殻邸)
https://share.google/vwtMPRc1nZqMeCIai
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/

【にんにくについての話】皆さんのお好きなにんにくの食べ方はありますか?私は生にんにくのスライスを、かつおの刺身と合わせて食べるのが好きです。にんにくの刺激的な辛味を生かした食べ方だと思います。この辛味やにんにく特有のにおいは、「アリシン」と...
12/06/2026

【にんにくについての話】

皆さんのお好きなにんにくの食べ方はありますか?私は生にんにくのスライスを、かつおの刺身と合わせて食べるのが好きです。にんにくの刺激的な辛味を生かした食べ方だと思います。

この辛味やにんにく特有のにおいは、「アリシン」という有機硫黄化合物で、刻んだり潰したりすると、アリインと酵素アリイナーゼの反応によって生成されます。アリシンは、細胞が壊れることで生成され、すりおろしたり、刻んだり、潰したりするほど反応が進み、その量も増えるそうです。

このアリシンには、抗菌作用や血流改善作用などの効果があると知られており、疲労回復やスタミナ維持に関わるビタミンB1の働きを助けるともいわれています。一方で、アリシンは熱と水に弱く、高温で長時間煮るとスープなどの中で徐々に分解され、血流改善や抗微生物作用などの効果が低下します。

アリシンを効果的に摂るには、すりおろしや潰したあとにしばらく置いてから食べると、酵素反応がより進んで効果的とされています。加熱する場合は、油で短時間炒めると油中に溶け込ませて分解を抑えられるため、比較的有効のようです。漢方では、にんにくは「大蒜(たいさん)」と呼ばれ、滋養強壮や冷え対策、食欲不振時などに用いられており、日本では古くから「薬用植物」として風邪や疲労回復の民間薬として重宝されてきました。

にんにくの名前の由来として、仏教の「忍辱(にんにく)」説があります。忍辱とは、苦しみや侮辱に耐え忍び心を動かさないことを意味しています。仏教では、においの強い五種の野菜を「五葷(ごくん)」や「五辛(ごしん)」といい、これを食べると情欲・憤怒が増進するとして、僧侶たちは食べることを禁じられていました。五葷の一つであるにんにくを、僧侶たちが隠れて食べたことから、「忍辱」の語が隠語的に用いられたといわれています。

『源氏物語』の中では、「極熱の草薬を服していますので口辺に臭気があり、お会いできません。ご用は承りましょう」という一文が出てきますが、この「極熱の草薬」はにんにくを指すと考えられています。平安時代にすでに薬として用いられる一方、そのにおいが社交の場では気遣いの対象でもあったことが伝わってきます。

中国や韓国では、にんにくが日常的に多く消費されており、食文化として日常的に消費されているため、においについても比較的お互いさまという寛容な文化があるようです。一方、日本人にとってはイタリア料理に欠かせないイメージのあるにんにくですが、イタリアでは風味づけとして使われ、料理によっては香りだけ移して取り除くこともあります。

エチケット方法としては、次のようなものが挙げられます。牛乳・ヨーグルト・チーズ(食前・食後)は乳タンパク質と脂肪がアリシンを包み込み、においが和らぐとされています。リンゴ・リンゴジュース(食後)はリンゴポリフェノールがにんにく成分と結びついて揮発性のにおいを減らす効果が期待されます。緑茶・ウーロン茶・コーヒーは、ポリフェノールの消臭・中和作用で口臭をやや抑えるのに効果的です。水をこまめに飲む、ガムや歯間ブラシの活用も、口の中を乾かさず、食べカスを減らすことで短期的に口臭を軽くできます。

香りと味だけでなく、文化と歴史が詰まったにんにく。においのエチケットを上手に取り入れながら、健康的に楽しんでいきたいですね。

fresco kasumi plate S
https://www.shokunin.com/jp/fresco/kasumiplate.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニンニク
https://gella-farm.com/blog/allicin
https://ja.wikipedia.org/wiki/禁葷食
https://kotobank.jp/word/極熱の草薬
https://nozaki-kanpou.com/食べ物の細目/食養生の基礎%e3%80%80ニンニク(大蒜たいさん)
https://media.moneyforward.com/articles/3142
https://www.orthobios.com/Page/Feature/2303-1.aspx

【地獄坂と高台のゲストハウス】坂とともに暮らす街の日常を、身をもって感じてみたい。今回の小樽出張ではそんな思いから、高台にある「小樽ゲストハウス」を4泊の宿として選びました。この「坂の上」に立つゲストハウスこそが、私たちの願いを120%叶え...
11/06/2026

【地獄坂と高台のゲストハウス】

坂とともに暮らす街の日常を、身をもって感じてみたい。今回の小樽出張ではそんな思いから、高台にある「小樽ゲストハウス」を4泊の宿として選びました。この「坂の上」に立つゲストハウスこそが、私たちの願いを120%叶えてくれることになるのです。

小樽ゲストハウス、そしてその向こうにある小樽商科大学へ続く坂道は、全長約1.5km。小説『蟹工船』の作者である小林多喜二や、詩集『雪明りの路』を世に送り出した詩人・伊藤整らも学生時代に通った急勾配の通学路です。かつてこの一帯には建物が少なく、冬になると雪混じりの風が頬に突き刺さり、足元は雪に覆われるという過酷な環境でした。その地獄のような厳しさから、坂はやがて「地獄坂」という名で呼ばれるようになりました。視界一面が白く染まった急斜面を踏み締めて歩く冬の道は、学業を志す若者たちにとっても大変辛く厳しいものであったに違いありません。その同じ坂道を、今もなお小樽商科大学の学生たちが歩いている様子を目にして、綿々と、そして静かに紡がれていく街の歴史を感じました。

小樽商科大学の手前を左折すると、さらにまた短く急な坂が目の前に現れます。坂、そしてまた、坂。これまでほとんど運河沿いやその周辺しか歩いていなかった私たちにとって、この坂道の連続はまさに「まさか」にほかなりませんでした。左手に目を向けると、小樽の街が眼下に広がり、この場所が相当高いところにあることが分かります。目印となるイタリア国旗が掲げられた角を曲がれば、そこが小樽ゲストハウス。昭和初期の歴史ある洋館を改装したゲストハウス兼レストランです。タイル張りの柱の間に上げ下げ窓が連続して設けられているのが特徴で、入り口には当時の防火意識が感じられる鉄の防火扉も。本館2階のツインルーム3室と、その裏手にある大正時代の石蔵を使った別館「蔵」の合計4室がゲストルームで、全室がバストイレ完備。1階のレストラン「パスタクラブ」では、地元の旬の食材を生かした夕食や朝食を楽しむことができます。洋風の外観とは異なり、レストランのある1階奥には床の間、違い棚、書院を備えた和室があるなど、建設当時の暮らしへのこだわりが伝わってくるようでした。本館の屋上へ上れば、小樽の街並みと石狩湾を見渡せるすばらしい眺望もあります。

私たちが宿泊したのは、本館裏にある別館「蔵」。今では珍しいとされる札幌軟石を使用した、大正時代の木骨石蔵をほとんど手を加えず残してある、小樽市内でも数少ない歴史ある蔵だそうで、建物好きとしては泊まらないわけにはいきません。重厚な扉を開けると、味わいのあるねこ足のテーブルや、赤いフェルト張りの椅子など、随所に大正ロマンの香りが息づいています。階段の先にある2階は、白い漆喰の壁と、見るからに気持ちよさそうなベッドが並び、周りに街灯などの明かりがないためか、照明を落とせば部屋は真っ暗、そしてとても静かです。そんな環境でぐっすり眠った翌朝は、窓から差し込む朝の光と、近くで鳴いているうぐいすの声で目が覚めるという、これ以上ない理想的で幸せな目覚めに毎朝感動していました。

世界中どの場所を旅しても、観光名所とされる場所は旅行者の心を引きつけるだけの理由があり、いかにすばらしい場所があるかは言うまでもありません。しかし、どの街や場所にもきらびやかな観光地を辿るだけでは決して出会えない「本当の日常」があります。今回、息を切らしながら一歩一歩坂を上ることで、この街のリアルな高低差を知り、一直線に海へと続く道を見下ろし、高台では気持ちの良い風を感じて、夜の静けさに包まれて眠るという坂の上の暮らしを経験したことは、私たちにとっても新しい発見の連続でした。次にどこかを訪れるときも、小樽の「坂道」のような、生活の延長線上にある場所を歩いてみたい。そんな風に思うほど、有意義な滞在となりました。その街の日々の営みを、誠実な気持ちを持って体験させていただくこと。それは旅の仕方や、旅そのものへの考え方を変えてくれる、小さなきっかけになるかもしれません。

小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
小樽ゲストハウス
https://otaruguest.web.fc2.com/

参考資料
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020101501082/
https://otaru.gr.jp/hotel/otaru_guesthouse
https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10192.html

【上海散歩 黄浦江】黄浦江(こうほこう)は、上海の中心を南北に流れて長江の河口へと注ぐ、上海最大級の都市河川です。巨大な淡水湖である太湖水系の出口となる河の一つで、全長113kmに対し面積2万4千km2と流域が広いことも特徴に挙げられます。...
10/06/2026

【上海散歩 黄浦江】

黄浦江(こうほこう)は、上海の中心を南北に流れて長江の河口へと注ぐ、上海最大級の都市河川です。巨大な淡水湖である太湖水系の出口となる河の一つで、全長113kmに対し面積2万4千km2と流域が広いことも特徴に挙げられます。上海が地方都市から中国最大級の国際都市へ発展する土台となった存在でもあり、歴史的にも重要な役割を果たしてきました。交通、貿易、金融、都市形成のすべてに深く関わっています。その河をはさむ両岸の景色は、全く異なる表情を見せていました。

東岸には上海ワールドフィナンシャルセンターをはじめとする金融エリアの超高層ビル群や、東方明珠塔(ドンファンミンヂューター/Oriental Pearl Tower)がそびえ建ちます。この塔は高さ468mのテレビ塔で、上海のシンボルタワーでもあります。3つの球体を串刺しにしたような形状で、球体には展望台が設けられた個性的なデザインがひときわ目を引きました。

西岸の景色は一転、旧市街エリアです。中国の伝統都市とも異なる19~20世紀の欧風クラシックな石造りの建物が建ち並び、ヨーロッパの港町のような雰囲気です。1842年の南京条約により上海が開港されると、イギリス、フランス、アメリカなどの外国人居留地がここに設置されました。この時に各国の都市景観が取り入れられ、西洋文化の玄関口として形成されたまち並みです。現在では上海を代表する歴史地区、文化エリア、高級商業街として機能しています。

夕暮れになると黄浦江から眺める上海のまち並みはライトアップされ、東岸はカラフルで華やかに、西岸はクラシカルな黄金色に輝く夜景が楽しめるそうです。未来都市のような躍動感と、激動の歴史を見守ってきた重厚な美しさ。その2つの表情を一度に包み込む黄浦江の雄大な流れは、今も昔も変わらず、訪れる人々を魅了し続けています。

参考記事
https://www.chinaviki.com/china-travel/attrations/Shanghai/Shanghai/Huangpu-River-Area/
https://plus.rurubu.jp/article/165798746
https://vectorfield.net/2018/02/16/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%81%98-shanghai-bund/

住所

Kyoto-shi, Kyoto

ウェブサイト

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