01/01/2026
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年中は格別のご厚情に預かりまして心より御礼申し上げます。
年始は1月8日(木)より始動いたします。
『向天馬花菱唐草紋(むかいてんまはなびしからくさもん)』
丙午のお年賀を作るにあたって、日本の馬の歴史を尋ねました。
その歴史を紐解くと、生駒(いこま)という地名に行き着きます。
大阪と奈良の境にそびえる生駒山は、太古より神奈備(御神体)山として信仰を集め、大陸から運ばれてきた馬はこの山麓で馬飼たちに大切に育てられたと伝わります。
古代の馬は、信仰・交通・情報・運輸・農耕・戦いの手段として文明や経済(経世済民)を促進させ、人類の生活に大きな役割を果たしてきました。
その歴史を観ていくと、馬とともに長い年月をかけて我が国の歴史や文化を築き上げてきた先人達の苦悩や涙も浮かび上がってきます。
本年のデザインは、法隆寺(奈良県生駒郡)に伝わった国宝『竜首水瓶』に描かれた天馬を原案としました。
丙(ひのえ)とは陽の火。
日本古来の言霊の考え方では、同じ音は互いに根元で通じ影響しあうと考えられてきました。
『ひ』陽・火・日・霊・緋 etc…
高貴な緋色は連綿と続いてきた日の本の国の民族の歴史と、躍動する霊=魂を表しました。
向かい合う2頭も陽の火の倍音を表現し、共振共鳴することで経済が豊かで深みをもって大きく前進する意味としました。
活気に満ち、空を軽やかに走り抜ける天馬は、AIや電脳化によって情報が更に加速する新しい時代をイメージしました。
上下の花菱唐草は、途切れることなく蔓を伸ばしていく様を、この世の初源から連なる生命の永遠性を表しました。
AIの進化や情報のスピード化によって大きく変わる世の中でも、先人たちの志を受け継ぎ、持って生まれた各々の運命を歩まれ、ますます繁栄されますことを心よりお祈りして作成いたしました。
株式会社三司商事 代表取締役 安野弘之