10/02/2025
これからのC&Wやワイズ・ラボの在り方のヒントを求めて、ヨーロッパからドバイまで約2週間の武者修行の旅。
Destination-1
最初の国は今回で5度目の訪問となるパリ。
ご存知通りパリは中世の時代から、ロマネスク(1000〜1200年頃)、ゴシック(1200〜1400年頃、ルネサンス様式(1400~1600年頃)、バロック(1600〜1700年頃)、ロココ(1700年代初頭~中頃)、ネオクラシック(1700 年代中頃~1900 年初頭)、同じくエクレクティシズムやネオゴシック、ネオバロック、そしていよいよ近代化が始まり、モダニズム(1900~2000 年頃)、ポストモダンを経て、現代建築に至るまで、全てが揃っている凄く希少な街です。
温故知新ではないですが、次の建築やデザインの方向性を考える時には、いつもこの街を訪れます。歴史の流れを一度に見ていると、何となく次にやりたことが湧き上がって来るから。
写真からも時代の流れ感じるでしょうか。パリ人の大切にして来たものや考え方を感じるのではないでしょうか。(モダニズムは今回時間がなくてほぼスルーで写真がありませんが💦)
そして最後は、現在のパリであってパリでない、もう一つのある意味本当のパリの顔(あくまでも個人的な意見です)、La Défenseへ。
パリの中心部はもう全ての人にとって特別な所で、もはや経済活動を行う所ではありません。ここは歴史として潔く後世に残し、新たな現代的な暮らしはその近郊で行われていると感じます。
歴史好きにはパリの中心地は良いですが、でも最新の文明があってこそっていう感じも分かります。自宅だってどんなに歴史ある素敵な建物だったとしても、隙間風だらけで、家族全員が一度に入れないぐらいお湯の使える量も限られ、ネズミが走りまわっている所に住み続けるのは実際厳しいでしょう。
だからと言って無理やり歴史的な所の景観を壊すのではなく、人の方が外に出て行いこうというのは、いかにここが大切にされている場所かというのが良く分かります。(単に高級過ぎとも言うかもしれないですが)。
それでもこの美しい希少な街も少しずつ近代化の波と、経年変化による侵食に侵されているようです。
セーヌ川はもはやお世辞でも美しいとは言えずドブ川のように濁っており、石造りの建築も苔むして急激な勢いで朽ちて行っているのが傍目からでも良く分かります。
ガラス張りのビルがセーヌ川沿いの街並みのスカイラインを超えてついに出来てしまったようで、シテ島からの景色がこれで全く違うものになってしまいました。
パリももう永遠の街ではなく、皆で保全して行かないとならない、絶滅危惧種のような希少な街だと感じました。
後世にも守り続けて欲しいです。
ちなみに日本は近代化と隣り合わせで発展してしまったので、景観も何もないところが多いですが、きちんとした保存をしようとしているのは、パリ以上に素晴らしいと感じました。
東北の街も頑張って欲しい。特に盛岡!
米紙ニューヨーク・タイムズで「2023年に行くべき52カ所」の旅行先に選ばれたのだから。