06/02/2026
【おまもりブレス、類似商品につきまして】
26年2月初旬の卸の展示会にて、弊社のおまもりブレスに酷似の新商品を発見しました。
当社のおまもりブレスはお作りできる量が限られるため、基本的に展示会で流通させることはなく、ひいらぎ(店舗・オンラインストア)、ひいらぎが参加するイベント、お取引先様別注のみです。
別注では、成田空港の中川政七商店様、中川政七商店様(大阪・名古屋)での念珠のオーダー会、ラフォーレ原宿の三喜雑貨様、三重ヴィソンの暮らしの参考室様、京都の妙心寺退蔵院様で、それぞれの場所や時期にちなんだおまもりブレスをお求めいただけます。
「おまもりブレス」は2019年にひいらぎが谷中に移転したことを機に販売し始めたもので、商標登録はしています。設計時、意匠登録を申請しなかったのですが理由としては
・シンプルな形状=通りにくい
・お客様毎に違う個体を届けるコンセプト=通りにくい
・先輩事業者さんのプロダクト過去事例から、意匠登録をしても模倣されたら無力なことが多い
最適と感じるデザインやコンセプトが(効力ないかもしれない)意匠登録の事情によって曲げられるのを避けたかったというところがあります。最近の下書きにちょうど「仏師の木珠」のことを書いていましたのでご紹介させてください。
ーーー
仏師さんから届く木珠。
お客様にとってはありがたみを感じていただける珠でもありますが、比較的シンプルな形状の木珠。これは、誰がどういう心持ちで削るかに意味があると思っています。
仏師さんにはひいらぎがなぜこの商品を作りたいかを丁寧に伝え、共感をいただいてお願いしています。形を揃えることは簡単だそうですが、それぞれの個体にわざと歪さや違いを出してくださいともお願いしています。
最初は「仏師じゃなくても作れちゃうけど、わざわざ高い工賃払って仏師に頼みにくるんだ」と笑われました。ひいらぎはこの木珠を仏師さんに頼む理由に 伝統工芸の存続 の想いを込めています。
仏像彫刻は日本の伝統工芸の中でも超ニッチです。
継続的にお仕事がどの程度あるのかは分かりかねますが、厳しいのはどの伝統工芸も同じ。ほんの僅かでも下支えしたい。というよりは、仏師さんという存在をまず知ってもらう一端になれれば。なぜならひいらぎは念珠と祈りのブランドだから、祈りに関わる伝統工芸を支えたい。
微力なことはわかっていますが、千里の道も一歩から。こういう地味な仕事が重なることで工芸の仕事は継続できるかもしれない、と考えてひいらぎは自社商品の一部に工芸の要素を入れ込むようにしています。念珠なら房に、ふくさなら織生地に、入浴剤は書に。
理想と現実はよく噛み合わないことがありますが、そのどれも少しずつ尊重して進めます。
ーーー
という理念優先で出来上がっている仏師の木珠。
真似をしようと思えばできるけどそれなりに機材は必要で、意図的に頑張らないと作れない。丸っとコピーされちゃうと、スタッフ・お客様が商品を見分けられない可能性があり、商品サービスの設計が崩れる可能性もあります。
今後組み替えや修理をお受けする基準、見分けの対策をどう講じればいいかの検討を進めます。